【院長の解説】なぜ、手首のサポーター固定では改善しなかったのか?――【機能・連動の視点】頑固な手首の痛みを根本から解放する、身体の歯車システム

患者様プロフィール

J・Y様(60代・男性)
職業:会社員(パソコン仕事)

来院理由

整形外科を受診してレントゲンやMRI検査を受け、サポーターによる固定を1年間真面目に続けていました。

しかし、手首の痛みは一向に変わらず、このままでは良くならないと判断して整骨院による治療を探し始めました。

 

痛みの根本原因にアプローチできる専門院をネットで探した結果、当院がヒットし、希望を託してご来院されました。

どんな患者様の症例なのか?

長時間のパソコン仕事中に右手首からブチッと音がして、病院で「TFCC損傷」と診断された60代男性の症例です。

 

痛む患部である手首だけを凝視する病院の治療とは異なり、重力下での全身の骨格バランスを徹底して検査しました。

 

1年間治らなかった頑固な手首の激痛からもしっかりと解放され、今では日常の動作を快適に行えるまでに回復されています。

症状名と詳細

症状名:TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)
詳細:ドアノブをひねる動作や、お風呂で風呂桶を使って水をすくう動作など、右手首をひねる・回す動きの際に走る鋭い激痛。
さらに、右足の慢性的な浮腫(むくみ)や目の疲れといった不調も体全体に併発していました。

患者さんの初来院時の主訴

「特に手首を酷使したわけでもないのに、パソコン仕事中に右手が切れたような音がして、内出血と激しい痛みが出た。

それ以来、ドアノブを回すだけでも手首が痛む。病院のサポーターで1年間固定しても痛みが全く変わらず、本当に不安で辛い」

施術内容と経過

施術内容

痛む患部である手首だけを凝視する病院の治療とは異なり、まずは日常生活で重力を受けている立ち姿から、全身の骨格バランスを徹底して検査しました。

 

施術においては、ベッドの上で単にマッサージを行う受動的な手法を捨て、当院の無痛整体を開始して筋肉のエラー信号を優しく解除しました。

 

それと同時に、患者様ご自身に関節の歪みを自宅で矯正・修正していただく自己矯正体操(運動指導)を一組のセットとして組み合わせて実施しました。

良くなっていくまでの過程

初診時の重力バランス検査により、右手首の激痛を引き起こしている本当の原因が、手首そのものではなく「骨盤や股関節を支える力の低下(土台の歪み)」にあることを突き止めました。

 

骨格の歪みが判明し、原因が分かったことでホッとされた状態から、週1回の通院ペースで当院の無痛整体による骨格調整と、自宅での自己矯正体操(運動指導)を二種類組み合わせて治療を開始しました。

 

通うたびに手首の痛みが少しずつ良くなっていくのが分かり、約15週間後には骨盤・股関節や腰の深部の筋力が正常値へと完全復活を遂げました。

 

土台が整うにつれて手首への局所的な重力負荷が消滅したため、当院の無痛整体と自己矯正体操(運動指導)の効果により、1年間治らなかった頑固な手首の激痛からもしっかりと解放され、完治にいたりました。

【回復過程を示す重力バランス・力学データ表】

検査項目(正常値:100%) 初診時点 3週間後 9週間後 15週間後
腰(深部)の筋力:左 / 右 20% / 15% 40% / 40% 70% / 65% 100% / 100%
骨盤〜股関節筋力:左 / 右 10% / 5% 40% / 30% 60% / 60% 100% / 100%
立位でおじぎ検査 5% 30% 70% 100%
歩行バランス検査 10% 40% 70% 95%
症状の回復総合値 0% 30% 60% 100%(完治)

院長の解説

【院長の解説】なぜ、手首のサポーター固定では改善しなかったのか?――【機能・連動の視点】頑固な手首の痛みを根本から解放する、身体の歯車システム

病院で「TFCC損傷」と診断され、右手首を1年間サポーターで固定し続けても全く痛みが引かなかったのは、手首を壊している本当の犯人が、はるか遠くの「骨盤・股関節の歪み」にあったからです。

 

J・Y様は、長時間のパソコン仕事による不良姿勢のせいで、身体の土台を支える骨格の保持力が初診時に著しく低下していました。

 

大黒柱となる土台を失った身体は、重力に対してこれ以上後ろに倒れないよう、無意識のうちに腕や手首の筋肉をギチギチに固めて姿勢を保とうとします。

 

この全身の筋肉の固定(L字固定)こそが、マウス操作やドアノブをひねる瞬間に、手首の軟骨へ強烈なねじれと局所負荷を集中させていた正体です。

 

痛む患部である手首だけを凝視する病院の治療とは異なり、当院では重力下での全身の骨格バランスを徹底して検査しました。

 

そして、当院の無痛整体を開始して硬直した筋肉を優しく解放すると同時に、ご自宅で関節の歪みを自分で矯正・修正していただく自己矯正体操(運動指導)を一組のセットとして根気強く実践していただきました。

 

身体の土台が自力で重力を正しくコントロールできるようになると、手首のつっかえ(過剰な力み)が完全に不要になります。

 

その結果、全身の歯車が美しく噛み合い、当院の無痛整体と自己矯正体操(運動指導)を続けたことで、1年間治らなかった頑固な手首の激痛からもしっかりと解放されるのです。

 

痛みの原因は患部だけにあるのではないため、骨格軸を立て直せば、しびれや痛みから解放され、仕事も家事もノンストレスで行える本来の快適な身体を取り戻すことができます。

小山整骨院