【院長の解説】なぜ、球数を制限したり肘を休ませたりしても投球痛が消えなかったのか?――【構造・機能の視点】下半身の土台崩れと投球フォームの乱れが招く、肘関節への過剰な重力負荷

患者様プロフィール

K・I様(10代・男性)
職業:小学生(少年野球選手)

来院理由

キャッチボールをするたびに右肘に激痛が走り、思うように投げられない状態が続いていました。

 

過去に左足の剥離骨折を2回も経験しており、怪我を繰り返す身体に不安を感じていたところ、症状の根本から治せる治療院を求めて当院へご来院されました。

どんな患者様の症例なのか?

少年野球でキャッチボール中に右肘の激しい痛みに襲われ、大好きな野球が思い切りできなくなっていた小学4年生の症例です。

 

痛む患部である肘だけを凝視する病院の治療とは異なり、重力下での全身の骨格バランスを徹底して検査しました。

 

過去に何度も足の骨折を繰り返していた根本原因を突き止め、頑固な肘の激痛からもしっかりと解放されただけでなく、今では全く怪我をしない強い身体を取り戻されています。

症状名と詳細

症状名:野球肘(内側上角炎・成長期肘障害)
詳細:投球動作やキャッチボールでボールをリリースする際に右肘に走る鋭い痛みのほか、下半身のバランス不良による怪我の繰り返し(過去2回の左足剥離骨折)。

患者さんの初来院時の主訴

「キャッチボールをすると右肘が痛くて思い切り投げられない。

何度も足の骨折を繰り返していて野球を休むのが悔しいので、肘の痛みを治して怪我をしない身体になりたい」

施術内容と経過

施術内容

痛む患部である肘だけを凝視する病院の治療とは異なり、まずは日常生活やスポーツ現場で常に重力を受けている立ち姿から、全身の骨格バランスを徹底して検査しました。

 

施術においては、ベッドの上で単にマッサージを行う受動的な手法を捨て、当院の無痛整体を開始して筋肉のエラー信号を優しく解除しました。

 

それと同時に、患者様ご自身に関節の歪みを自宅で矯正・修正していただく自己矯正体操(運動指導)を一組のセットとして組み合わせて実施しました。

良くなっていくまでの過程

初診時の重力バランス検査により、右肘の痛みを引き起こしている本当の原因が、肘そのものではなく「腰の深部や股関節を支える力の壊滅的な低下(土台の歪み)」にあることを特定しました。

 

身体の仕組みや歪みのメカニズムを分かりやすく説明し、納得していただいた状態から、当院の無痛整体による骨格調整と、自宅での自己矯正体操(運動指導)を二種類組み合わせて治療を開始しました。

 

教えてもらった体の使い方や体操を毎日コツコツと続けることで肘の痛みが順調に和らぎ、約15週間後には骨盤・股関節や腰の深部の筋力が正常値へと完全復活を遂げました。

 

土台が整ったことで投球時の肘への局所的な重力負荷が消滅し、当院の無痛整体と自己矯正体操(運動指導)の効果により、治らなかった頑固な肘の激痛からもしっかりと解放され、完治の状態となって元気に野球へ復帰されました。

【回復過程を示す重力バランス・力学データ表】

検査項目(正常値:100%) 初診時点 3週間後 9週間後 15週間後
腰(深部)の筋力:左 / 右 10% / 15% 35% / 40% 65% / 70% 100% / 100%
骨盤〜股関節筋力:左 / 右 15% / 10% 40% / 30% 70% / 60% 100% / 100%
立位でおじぎ検査 10% 30% 60% 100%
歩行バランス検査 15% 40% 70% 100%
症状の回復総合値 0% 35% 70% 100%(完治)

院長の解説

【院長の解説】なぜ、球数を制限したり肘を休ませたりしても投球痛が消えなかったのか?――【構造・機能の視点】下半身の土台崩れと投球フォームの乱れが招く、肘関節への過剰な重力負荷

病院や整骨院で肘に電気をかけたり安静にさせたりしても痛みが再発していた最大の理由は、痛みの原因が「肘の使いすぎ」ではなく、「全身の連動崩れによる局所負荷」にあったためです。

 

K・I様は、過去2回の足の骨折(剥離骨折)が影響し、身体の土台を支える腰の深部や股関節の機能が初診時に大きく低下していました。

 

土台である下半身がグラグラと不安定な状態では、球を投げる際に地面からの反発力を上半身へスムーズに伝えることができません。

 

手投げのフォームにならざるを得ず、全身で逃がすべき衝撃がすべて繊細な右肘の関節へ直接突き刺さっていたのです。

 

痛む患部である手首や足、そして肘だけを凝視する病院の治療とは異なり、当院では重力下での全身の骨格バランスを徹底して検査しました。

 

当院の無痛整体を開始して硬直した筋肉を優しく解放すると同時に、ご自宅で関節の歪みを自分で矯正・修正していただく自己矯正体操(運動指導)を一組のセットとして根気強く実践していただきました。

 

身体の土台が自力で重力を正しくコントロールできるようになると、腕力に頼らないしなやかな投球フォームへ自動的に変化し、肘への過剰な負担が根本から解消されます。

 

当院の無痛整体と自己矯正体操(運動指導)を続けたことで、治らなかった頑固な肘の激痛からもしっかりと解放されるのです。

 

痛みの原因は患部だけにあるのではないため、骨格軸を立て直せば、痛みに怯えることなく、怪我をしない強い身体で大好きなスポーツに全力で打ち込めるようになります。

小山整骨院