【院長の解説】なぜ、30年間電気や牽引を続けても「腰と顎の痛み」が消えなかったのか?――【構造・機能の視点】椎間板のつぶれと顎の噛み合わせが連動する、身体の重力コントロール

患者様プロフィール

N・O様(50代・男性)
職業:会社員(立ち仕事・重量物運搬・運転)

来院理由

重量物の運搬や長時間の運転による30年来の腰痛があり、整形外科で「椎間板がつぶれている」と言われ、牽引や電気、薬で対処していましたが悪化を繰り返していました。

 

半年前に左顎の痛み(顎関節症)も重なり限界を感じていたところ、職場のお客様から当院の噂を聞き、最後の望みをかけてご来院されました。

どんな患者様の症例なのか?

30年来の頑固な腰痛で年に数回起き上がれなくなるほど悪化し、さらに半年ほど前から左顎の痛みまで発症して「職業病だから」と諦めかけていた50代男性の症例です。

 

痛む患部である顎や腰だけを凝視する病院の治療とは異なり、重力下での全身の骨格バランスを徹底して検査しました。

 

長年諦めていた激痛や不調からもしっかりと解放され、今では痛みを気にせず歩け、楽しくドライブや仕事ができるまでに回復されています。

症状名と詳細

症状名:顎関節症(左顎の痛み)、慢性腰痛症(椎間板損傷)
詳細:口を開けるたびに走る左顎の激痛や噛む際の痛み、年に2回ほど起床時に起き上がれずトイレにも行けなくなるほどの重度の腰痛。

患者さんの初来院時の主訴

「30年間腰痛に悩み、最近は顎まで開かなくなって『職業病』と諦めていた。

年に数回は腰が爆発して起き上がれず歩けなくなる。痛みを気にせず気持ちよく歩きたいし、楽しくドライブができる身体になりたい」

施術内容と経過

施術内容

痛む患部である顎や腰だけを凝視する病院の治療とは異なり、まずは日常生活や仕事現場で常に重力を受けている立ち姿から、全身の骨格バランスを徹底して検査しました。

 

施術においては、ベッドの上で単にマッサージを行う受動的な手法を捨て、当院の無痛整体を開始して筋肉のエラー信号を優しく解除しました。

 

それと同時に、患者様ご自身に関節の歪みを自宅で矯正・修正していただく自己矯正体操(運動指導)を一組のセットとして組み合わせて実施しました。

良くなっていくまでの過程

初診時の重力バランス検査により、顎の痛みや長年の腰痛を引き起こしている本当の原因が、患部そのものではなく「腰の深部や骨盤・股関節を支える力の壊滅的な低下(土台の歪み)」にあることを特定しました。

 

親身な問診と詳しい骨格検査でご自身の歪みのメカニズムを納得していただいた状態から、当院の無痛整体による骨格調整と、自宅での自己矯正体操(運動指導)を二種類組み合わせて治療を開始しました。

 

教えて差し上げた体操を自宅で日々実践していただくことで少しずつ体全体が楽になり、約15週間後には骨盤・股関節や腰の深部の筋力が正常値へと完全復活を遂げました。

 

土台が整ったことで顎や腰への局所的な重力負荷が消滅し、当院の無痛整体と自己矯正体操(運動指導)の効果により、30年間治らなかった頑固な腰痛や顎の激痛からもしっかりと解放され、完治の状態となって楽になりました。

【回復過程を示す重力バランス・力学データ表】

検査項目(正常値:100%) 初診時点 3週間後 9週間後 15週間後
腰(深部)の筋力:左 / 右 15% / 10% 40% / 40% 70% / 65% 100% / 100%
骨盤〜股関節筋力:左 / 右 10% / 15% 40% / 40% 65% / 70% 100% / 100%
立位でおじぎ検査 15% 40% 70% 100%
歩行バランス検査 10% 40% 65% 95%
症状の回復総合値 0% 30% 70% 100%(完治)

院長の解説

【院長の解説】なぜ、30年間電気や牽引を続けても「腰と顎の痛み」が消えなかったのか?――【構造・機能の視点】椎間板のつぶれと顎の噛み合わせが連動する、身体の重力コントロール

整形外科で「椎間板がつぶれている」「歯並びが原因」と言われ、電気や牽引、シップを続けても悪化を繰り返していた最大の理由は、痛みの原因が「椎間板や歯並びという局所」ではなく、「身体の土台の完全な崩れ」にあったためです。

 

N・O様は、重量物運搬や長時間の運転による不良姿勢から、身体の土台を支える腰の深部や股関節の筋力が初診時に著しく低下していました。

 

大黒柱である土台が機能していない状態では、重力に対してこれ以上後ろに倒れないよう、全身の筋肉をギチギチに固めて無理やり姿勢を保とうとします。

 

この全身の緊張と歪みが、腰椎への直接的な圧迫(椎間板への集中負荷)を生み出して激しい腰痛を引き起こし、さらに首や頭部を介して顎関節にまで強烈な歪みと力みを波及させていたのです。

 

痛む患部である手首や足、そして腰や顎だけを凝視する病院の治療とは異なり、当院では重力下での全身の骨格バランスを徹底して検査しました。

 

当院の無痛整体を開始して硬直した筋肉を優しく解放すると同時に、ご自宅で関節の歪みを自分で矯正・修正していただく自己矯正体操(運動指導)を一組のセットとして根気強く実践していただきました。

 

身体の土台が自力で重力を正しくコントロールできるようになると、腰や顎への過剰な力みが完全に不要になります。

 

当院の無痛整体と自己矯正体操(運動指導)を続けたことで、30年間治らなかった頑固な腰痛や顎の激痛からもしっかりと解放されるのです。

 

痛みの原因は患部だけにあるのではないため、骨格軸を立て直せば、「職業病だから」と諦めていた痛みから解放され、大好きなドライブや散歩、お仕事を存分に楽しめる本来の健康な身体を取り戻すことができます。

小山整骨院