【院長の解説】なぜ、病院の痛み止めでは治らなかったのか?――痛みの「本当の原因」と、再び趣味を楽しめるように、仕事ができるようになる理由

患者様

50代 男性  Y・N様
職業:建設業(中腰肉体労働)

来院理由

病院でMRI検査を受け「腰椎椎間板ヘルニア」と診断されましたが、痛み止めのお薬を出されるだけで1ヶ月経過しても症状が改善しませんでした。「四六時中どんな姿勢でも痛んで気が休まらない」「仕事に出かけらない」「このままでは大好きなゴルフがもうできないかもしれない…」と藁にもすがる思いで当院にご来院されました。

症例

自宅でのゴルフの素振り中に体勢を崩して腰を痛め、病院で「腰椎椎間板ヘルニア」と診断されたものの、当院の骨格軸を再構築するアプローチによって、再び以前と変わらず大好きなゴルフを楽しめるまでに回復した症例です。

症状名と詳細

症状名:腰椎椎間板ヘルニア
詳細:腰の強い痛みと緊張(前屈時の痛み)に加え、右のお尻(右仙腸関節)、右ふくらはぎ、右すねにかけての痛みとしびれ。

主訴

「自宅でゴルフの素振り中に体勢を崩し、体を支えきれずに腰を捻挫した。腰から右足にかけて痛みとしびれがあり、大好きなゴルフができないのが辛い」

腰椎椎間板ヘルニア

施術内容と経過

施術内容

患部に対する無痛整体に加え、患者様ご自身で関節の歪みを正し、筋肉を固めずに骨組み(骨格)で立つための「自己矯正体操(運動指導)」を実施しました。ベッドの上での治療だけではなく、重力下で正しく身体を使うための指導を徹底しました。

経過

初診時より、足裏から股関節、そして腰へと続く「中心軸(センターライン)」に正しく重力を乗せる感覚を身につけていただく運動指導を行いました。
その結果、わずか4回目の検査(約3週間後)で、腰や骨盤周りの筋力は90%近くまで急回復しました。
その後も通院とご自宅での体操を継続していただき、約15週間後には深部の筋力は左右ともに100%の正常値へと完全復活を遂げました。腰部への局所的な負担が軽減したことで痛みとしびれも完全に消失し、「以前と変わらずゴルフがプレーできる」状態まで完治しました。

【回復過程を示す力学データ表】

検査項目(正常値:100%) 初診時点 約3週間後(4回目) 約15週間後
腰(深部)の筋力:左 / 右 5%〜30% / 5%〜10% 90% / 90% 100% / 100%
骨盤〜股関節の保持力:左 / 右 5%〜50% / 5%〜50% 70% / 80% 100% / 100%
症状の回復総合値 0% 70% 100%(完治)

考察

病院での痛み止めだけでは症状が変わらなかった最大の理由は、痛みの原因が「腰」そのものではなく、身体の「土台の崩れ」にあったためです。

Y・N様がゴルフの素振りで腰を痛めたのは、単なる偶然の怪我ではありません。建設業という日々の肉体労働による疲労の蓄積や、無意識のうちに筋肉を固めて姿勢を保とうとする癖(L字固定姿勢)によって、重力を支えるべき身体の土台(骨盤や股関節)の機能が著しく低下していたことが根本的な原因です。

実際に初診時の重力バランス検査では、身体を支える深部の力(腰や股関節周り)が正常時のわずか5%〜30%程度しか働いていないことがデータとして明確に表れていました。この大黒柱が抜けたような状態では、歩くたび、あるいはスイングをするたびに自分の体重を支えきれず、スイングのねじれや重力負荷がすべて「腰」という一点に集中して突き刺さってしまいます。

当院の無痛整体と自己矯正体操を通じて、筋肉の力みに頼らず「骨格軸」で立つ感覚を取り戻していただいた結果、身体の土台が安定し、腰部への局所的な負担が根本から解消されました。

痛みの原因は「患部(ヘルニア)」だけにあるのではなく、身体の「使い方の崩れ」にあるということを証明する典型的な改善症例であり、土台さえ安定すれば、仕事中の腰の負担も減り、大好きな趣味を再び楽しめる本来の身体を取り戻すことが可能です。

小山整骨院