【院長の解説】家族に支えられないと起き上がれなかった首が、なぜ勝手にしゃんとしたのか?――【機能・連動の視点】薬の眠気から脱出し、仕事も家事も驚くほど快適になる理由

患者様プロフィール

50代 女性 Y・M様
職業:会社員(パソコン仕事)

来院理由

当院へお越しになるまでに、2つの病院と1つの整骨院を必死にハシゴされていました。

 

しかし、牽引(引っ張り)をされると激しい頭痛が起き、処方された強い痛み止めやしびれの薬を飲むと、デスクワーク中に強烈な眠気に襲われて仕事が手につかないという悪循環に限界を迎え、当院へ逃げ込むように来院されました。

どんな患者様の症例なのか?

首と腰のダブルヘルニアを抱え、右手全体のしびれにより仕事や家事が困難を極めていた50代女性。薬の猛烈な眠気と牽引による頭痛に苦しんだ絶望から、15週間で「お薬を完全に捨て去り、快適でストレスのない仕事環境」を取り戻した鮮やかな完治症例です。

症状名と詳細

症状名:頚椎ヘルニア、腰椎ヘルニア
詳細:首の痛み、および右肩・腕・肘から手の甲、マウスを握る指先にかけて走る深刻なしびれ。朝起きた瞬間は首を自力で支えることができず、家族に首を支えて起こしてもらうほどの重症状態でした。

患者さんの初来院時の主訴

「薬の眠気が酷くて仕事に時間がかかり、マウス操作もしびれで長く続けられない。洗濯物を干すのも、庭の草抜きをするのも右手のしびれのせいで辛くてたまらない。この薬漬けの日々から抜け出したい」

腰椎椎間板ヘルニア

施術内容と経過

施術内容

薬の処方や頸部の牽引を一切ストップし、自身の身体がなぜしびれを発生させているのか、力学構造を詳しく説明。首に直接触れることなく、土台である骨盤と股関節の安定性を引き出す無痛整体と、オフィスでも無理なく続けられる独自のセルフケア運動を指導しました。

良くなっていくまでの過程

初診時、腰の深部筋力(左10%)および骨盤の保持力が壊滅状態であることを特定。足元から「L字固定」を外していくセルフケア運動を徹底していただいたところ、3週間後には股関節の力が80%まで跳ね上がりました。

 

その後、段階を追って痛みが消え去り、15週間後にはしびれが完全消失してお薬も100%卒業。現在は月に1回の定期メンテナンスで最高の状態をキープされています。

【回復過程を示す重力バランス・力学データ表】

検査項目(正常値:100%) 初診時点 約3週間後 約9週間後
約15週間後
腰(深部)の筋力:左 / 右 10% / 20% 50% / 50% 60% / 60% 80% / 100%
骨盤〜股関節:左 / 右 20% / 30% 80% / 40% 100% / 100% 100% / 100%
立位でおじぎ検査 25% 35% 60% 90%
歩行バランス検査 10% 40% 70% 100%
症状の回復総合値 0% 40% 60% 100%(完治)

院長の解説

【院長の解説】家族に支えられないと起き上がれなかった首が、なぜ勝手にしゃんとしたのか?――【機能・連動の視点】薬の眠気から脱出し、仕事も家事も驚くほど快適になる理由

病院の牽引やお薬でしびれが治らなかったのは、しびれの真の原因が首の骨の間隔ではなく、下半身の崩壊を補おうとする全身の「過剰なL字ロック(筋肉の硬直)」にあったからです。

 

Y・M様は、長時間のデスクワークのせいで腰の深部筋力(左10%)および骨盤の保持力が壊滅状態であることを特定。土台を失った身体は、これ以上後ろに倒れないように、お腹や背中、漏れなく首の筋肉をギチギチに固めて無理やり姿勢を作ります。この全身の緊張の連動こそが、右手へと走る神経を強力に圧迫していた正体です。

 

当院で指導した無理のないセルフケア運動により、骨盤と股関節が自力で重力をコントロールできるようになると、首のつっかえ(固定)が完全に不要になり、起床時もマウス操作も嘘のようにしびれのない、驚くほど快適な日常を取り戻すことができたのです。

小山整骨院