【院長の解説】なぜ、病院で「自律神経失調症・ストレス」と言われ薬を飲んでも「機能性ディスペプシア(胃痛)」が治らなかったのか?――【構造・機能の視点】骨盤の歪みと「L字固定」が招く、自律神経の不調と胃腸への過剰負荷

患者様プロフィール

N・H様(40代・女性)
職業:接客業(立ち仕事)

来院理由

小学生の頃から続く胃痛や頭痛、歯痛が2週間前から悪化し、日常生活に大きな支障が出ていました。

 

内科、脳神経外科、歯科、整骨院などを巡り、MRIやCT、レントゲン検査を受けましたが「自律神経失調症」「ストレス」と診断され、処方される痛み止め薬に頼るのみでした。

 

立ち姿勢や座り姿勢がだるく、右重心に体が歪んで週末や子供の学校行事のたびに激しい疲労と頭痛で寝込んでしまうため、「体質だと諦めたくない」と根本解決を求めて当院へご来院されました。

どんな患者様の症例なのか?

小学生の頃から慢性的な胃痛(機能性ディスペプシア)や前頭痛・歯痛・全身の倦怠感に悩まされ、病院でMRIやCTを受けても「自律神経失調症」「ストレス」と言われ、痛み止めを飲むだけの生活を続けていた40代女性の症例です

 

痛む胃や頭、歯だけを凝視する一般的な治療とは異なり、重力下での全身の骨格バランス(特に骨盤の歪みや右重心)を徹底して検査しました

 

「体質だから」と30年近く諦めていた機能性ディスペプシアによる胃痛や激しい頭痛・疲労感からもしっかり解放され、猫背が伸びて姿勢も美しく変わり、寝込まずに食事や日常生活を美味しく楽しめるまでに回復されています。

症状名と詳細

症状名:機能性ディスペプシア(慢性胃痛・胃腸不調)、自律神経失調症、緊張型頭痛(前頭痛)、歯痛、猫背・姿勢異常

詳細:みぞおちからお腹にかけての慢性的な胃痛・不快感。頻繁に走る強い前頭痛および原因不明の歯痛。立位で顕著になる右重心の骨格歪みと、立つ・座る動作での強烈な全身のだるさ。週末や行事後に必ず寝込んでしまう重度の慢性疲労

患者さんの初来院時の主訴

「小学生の頃から胃痛や頭痛が続いていて、病院では自律神経失調症と言われて薬を出されるだけ

右に体が歪んで立っているのも座っているのもだるく、子供の行事や週末は必ず寝込んでしまう

自分の体質だからと諦めかけていたけれど、この苦しい胃痛や頭痛を根本から治して、普通に暮らせるようになりたい」

施術内容と経過

施術内容

痛む胃や頭、歯だけを凝視する病院の治療とは異なり、まずは日常生活や接客業の立ち仕事で常に重力を受けている立ち姿から、全身の骨格バランスを徹底して検査しました。

 

施術においては、ベッドの上で単にマッサージを行う受動的な手法を捨て、当院の無痛整体を開始して筋肉や自律神経のエラー信号を優しく解除しました。

 

それと同時に、患者様ご自身に関節の歪みを自宅で矯正・修正していただく自己矯正体操(運動指導)を一組のセットとして組み合わせて実施しました。

良くなっていくまでの過程

初診時の重力バランス検査により、機能性ディスペプシアの胃痛や頭痛、全身の激しいだるさを引き起こしている本当の原因が、胃や頭そのものではなく「右重心への大きな偏りと、腰の深部や骨盤を支える筋力の著しい低下(土台の完全な崩れ)」にあることを特定しました

 

ご自身の体の歪みの状態とメカニズムをご納得いただいた状態から、当院の無痛整体による骨格調整と、自宅で毎日取り組んでいただく自己矯正体操(運動指導)を二種類組み合わせて治療を開始しました。

 

指導した体操と正しく身体を動かす意識を日常で継続していただいた結果、無理に力を入れなくても立ち姿が美しく変わり、頭痛が劇的に減って薬の減薬に成功されました。

 

約15週間後には骨盤・股関節や腰の深部の筋力が正常値へと完全復活を遂げました

 

土台が整ったことで自律神経への圧迫が消滅し、当院の無痛整体と自己矯正体操(運動指導)の効果により、30年近くコンプレックスだった猫背や身体の歪みが改善され、機能性ディスペプシアの胃痛も解消して、長時間座ったり立ったままの学校行事でも全く寝込まない完治の状態(食事も美味しく食べられる状態)へ回復されました。

【回復過程を示す重力バランス・力学データ表】

検査項目(正常値:100%) 初診時点 3週間後 9週間後 15週間後
腰(深部)の筋力:左 / 右 10% / 15% 35% / 40% 65% / 65% 100% / 100%
骨盤〜股関節筋力:左 / 右 15% / 10% 40% / 35% 70% /65% 100% / 100%
立位でおじぎ検査 10% 40% 70% 100%
歩行バランス検査 15% 40% 65% 95%
症状の回復総合値 0% 30% 65% 100%(完治)

院長の解説

【院長の解説】なぜ、病院で「自律神経失調症・ストレス」と言われ薬を飲んでも「機能性ディスペプシア(胃痛)」が治らなかったのか?――【構造・機能の視点】骨盤の歪みと「L字固定」が招く、自律神経の不調と胃腸への過剰負荷

病院でMRIやCTを受け「自律神経失調症」と診断され、痛み止めや胃薬を飲み続けても機能性ディスペプシアが根本解決しなかった最大の理由は、原因が「ストレスや体質」ではなく、「身体の土台(骨盤)の歪みと右重心による自律神経圧迫」にあったためです。

 

N・H様は、長年の不良姿勢や立ち仕事での偏りにより、身体の土台を支える腰の深部や骨盤の保持力が初診時に著しく低下していました。

 

土台が崩れて右重心に大きく傾いたまま生活すると、身体は倒れないよう背中や首、胸椎周りの筋肉をコンクリートのように固めて(L字固定)無理やり身体を突っ張らせて支えようとします

 

実は、胃や腸などの消化器官の運動・知覚をコントロールする自律神経(交感神経)の束は、胸椎(背骨)の隙間から出ています。

 

身体が「L字固定」を起こして背骨や骨盤が激しく歪み、周囲の筋肉が硬直すると、この自律神経が常時強い圧迫を受け続けることになります。

 

その結果、胃の運動機能が低下し、知覚過敏が起きて「検査で異常がないのに猛烈に痛む機能性ディスペプシア」を引き起こし、さらに頭部への血流障害から前頭痛や歯痛、立っているだけでだるい激しい疲労を生み出していたのです。

 

痛む患部である手首や足、そして胃や頭だけを凝視する病院の治療とは異なり、当院では重力下での全身の骨格バランスを徹底して検査しました。

 

当院の無痛整体を開始して硬直した筋肉を優しく解放すると同時に、ご自宅で関節の歪みを自分で矯正・修正していただく自己矯正体操(運動指導)を一組のセットとして根気強く実践していただきました。

 

身体の土台が自力で重力を正しくコントロールできるようになると、全身の「L字固定」が完全に解除され、自律神経への圧迫が消え去って胃腸の正常な機能が蘇ります。

 

当院の無痛整体と自己矯正体操(運動指導)を続けたことで、30年近く悩まされていた機能性ディスペプシアや頭痛からもしっかりと解放されるのです

 

不調の原因は患部や体質だけにあるのではないため、骨格軸を立て直せば、薬に頼ることなく、美味しい食事と家族との行事を思い切り楽しめる健康な身体を取り戻すことができます。

小山整骨院