【院長の解説】なぜ、猫背から「首全体の激痛・首伸展時の腕の痺れ・頭動時めまい・膝裏痛」まで全身へ波及していたのか?――【構造・機能の視点】骨盤の歪みと「L字固定」が招く、頚椎への持続的過荷重と自律神経・神経根への重力圧迫

患者様プロフィール

M・M様(50代・女性)
職業:軽作業

来院理由

随分前から首全体の痛みや左右の首筋の強い張り、右肩痛、肩こり、腰痛、膝裏痛などの不調に悩まされていました。

 

首を後ろに倒した際(首伸展)の激痛とともに左腕へ痺れが走り、頭を動かすたびに強いめまいや気分の悪さ(吐き気)が生じるなど症状が徐々に悪化。

 

さらに腰の痛みであおむけで寝ることができず、膝裏の突っ張りからしゃがむ動作も不可能な状態に陥っていました

 

ご自身では長年の猫背が原因ではないかと感じており、「このまま放置して動けなくなったらどうしよう」という強い不安を抱き、首の痛みやめまいを根本から治したいと当院へご来院されました

どんな患者様の症例なのか?

長年の猫背姿勢から骨格バランスが崩れ、随分前から首全体の激痛・左右首筋痛・右肩痛・頑固な肩こり・首伸展時の左腕の痺れ、頭を動かした際のめまいや気分の悪さ、あおむけ就寝困難・しゃがみ動作障害に苦しんでいた50代女性(軽作業)の症例です。

 

痛む首や肩だけを揉みほぐすような表面的な対症療法では一向に良くならず、日常生活に大きな支障をきたしていました。

 

当院では痛む箇所だけを凝視する一般的な対症療法を捨て、重力下での全身の骨格バランス(猫背による骨盤・頚椎の歪みと深部筋力低下)を徹底して検査しました。

 

当院の無痛整体とお教えした体操(自己矯正体操)の継続実践により、骨盤から首までの骨格軸が整い、首や肩の激痛・左腕の痺れ・めまいが根本から解消。あおむけでぐっすり眠れるようになり、しゃがみ動作もスムーズに行える健康な身体を取り戻されています

症状名と詳細

症状名:慢性重度首痛・首こり、頚椎症性神経根症(左首痛・首伸展痛・左腕痺れ)、頚性めまい(頭動時めまい・気分不快・悪心)、右肩痛・肩こり、慢性腰痛症(仰臥位痛)、膝関節可動域制限(膝裏痛・屈曲しゃがみ障害)、姿勢異常(猫背・骨盤歪み)

詳細:随分前から持続する首全体および左右首筋の強い張り感・激痛と右肩痛・頑固な肩こり。首を後方へ反らした(伸展)際に左首の激痛とともに左腕へ放散する神経の痺れ。頭部を動かした際に生じる強いめまいおよび気分の悪さ。骨盤歪みに伴う仰臥位(あおむけ)での腰部痛と、膝裏の筋緊張に伴うしゃがみ込み動作制限

患者さんの初来院時の主訴

「随分前から首も肩も凝って痛く、首を後ろに反らすと左腕が痺れて頭を動かすとめまいや吐き気がする

あおむけで寝ることも腰が痛くてできず、膝裏が突っ張ってしゃがむこともできない

昔からの猫背のせいだと思うが、身体の歪みを根本から治して、首の痛みやめまいを気にせず普通に暮らせる体になりたい」

施術内容と経過

施術内容

痛む首や肩だけを凝視してマッサージや電気を行う一般的な治療とは異なり、まずは日常生活や軽作業中に常に重力を受けている立ち姿や姿勢の歪み(長年の猫背・骨盤の崩れ)から、全身の骨格バランスを徹底して検査しました

 

施術においては、ベッドの上で単にマッサージを行う受動的な手法を捨て、当院の無痛整体を開始して筋肉や自律神経・神経伝達のエラー信号を優しく解除しました。

 

それと同時に、患者様ご自身に関節の歪みを自宅で矯正・修正していただくお教えした体操(自己矯正体操・運動指導)を一組のセットとして組み合わせて実施しました

良くなっていくまでの過程

初診時の重力バランス検査により、頑固な首痛・首こりやめまい、左腕の痺れ、膝裏痛を引き起こしている本当の原因が、首そのものだけでなく「長年の猫背による骨盤・背骨の著しい歪みと、腰の深部や骨盤を支える筋力の著しい低下(左右共に5〜10%という土台の完全な崩壊)」にあることを特定しました。

 

骨盤の歪みと頚椎への重力集中のメカニズムを丁寧にお伝えし、当院の無痛整体による骨格調整と、自宅で毎日取り組んでいただくお教えした体操(運動指導)を組み合わせて施術を開始しました。

 

お教えした体操をご自宅でコツコツ継続していただいた結果、首を反らした際の痛みや左腕の痺れ、頭動時のめまいが日ごとに和らいでいきました。

 

約15週間後には骨盤・股関節や腰の深部の筋力が正常値へと完全復活を遂げました

 

土台が整い猫背が根本から改善されたことで頚椎や腰椎、膝関節への異常な重力圧迫が消滅し、当院の無痛整体とお教えした体操の効果により、あんなに苦しかった首全体の激痛やめまい、腕の痺れからもしっかり解放され、あおむけでぐっすり眠れてスムーズにしゃがめる完治の状態で元気に軽作業を続けられています。

【回復過程を示す重力バランス・力学データ表】

 

検査項目(正常値:100%) 初診時点 3週間後 9週間後 15週間後
腰(深部)の筋力:左 / 右 5~10% / 5~10% 35% / 40% 65% / 65% 100% / 100%
骨盤〜股関節筋力:左 / 右 5~10% / 5~10% 40% / 35% 65% / 70% 100 / 100%
立位でおじぎ検査 10% 40% 70% 100%
歩行バランス検査 15% 40% 65% 95%
症状の回復総合値 0% 30% 70% 100%(完治)

院長の解説

【院長の解説】なぜ、猫背から「首全体の激痛・首伸展時の腕の痺れ・頭動時めまい・膝裏痛」まで全身へ波及していたのか?――【構造・機能の視点】骨盤の歪みと「L字固定」が招く、頚椎への持続的過荷重と自律神経・神経根への重力圧迫

随分前から首痛や肩こりだけでなく、首を後ろに反らした時の左腕の痺れ、頭を動かした際のめまいや気分の悪さ、あおむけ痛や膝裏痛まで引き起こされていた最大の理由は、原因が「首や肩の局所的な筋肉疲労」ではなく、「長年の猫背による骨盤(土台)の崩れと全身の重力分散エラー」にあったためです

 

M・M様は、日常の姿勢の崩れや軽作業での前かがみ姿勢により、身体の土台を支える腰の深部や骨盤の保持力が初診時に著しく低下(左右共に5〜10%)していました

 

大黒柱である土台(骨盤)が傾き、背中が丸まった猫背姿勢のまま生活すると、重い頭部が前方へ突き出てしまい、身体は重力に対して倒れないよう、首、背中、肩、腰の筋肉をコンクリートのように固めて(L字固定)無理やり上半身を突っ張らせて支えようとします。

 

この「L字固定」によって頚椎椎間板が24時間体制で強く押し潰され、首を後ろに反らす(伸展)動作の瞬間に神経根が強く締め付けられて左腕への痺れを引き起こし、首周りの強い筋緊張が内耳や脳幹部への血流・自律神経を圧迫して頭動時のめまいや気分の悪さを生み出していたのです。

 

さらに、骨盤の後傾・歪みを補おうとして下半身の筋肉に異常な引っ張り張力が加わり、あおむけで腰が浮いて痛む仰臥位痛や、膝裏の筋腱が突っ張ってしゃがめなくなる関節制限まで全身へ連鎖させていました。

 

土台が崩れたまま痛む首や肩だけをマッサージしても、日常の重力による物理的な過荷重構造は消えないため、根本的に治ることはありません。

 

痛む患部である手首や足、ポイントとなる首や肩だけを凝視する一般的な治療とは異なり、当院では重力下での全身の骨格バランスを徹底して検査しました。

 

当院の無痛整体を開始して硬直した筋肉を優しく解放すると同時に、ご自宅で関節の歪みを自分で矯正・修正していただくお教えした体操(運動指導)を一組のセットとして根気強く実践していただきました。

 

身体の土台が自力で重力を正しくコントロールできるようになると、猫背が根本から改善されて全身の「L字固定」が完全に解除され、頚椎や神経根、自律神経、膝関節への異常な重力圧迫が綺麗に消え去ります。

 

当院の無痛整体とお教えした体操を続けたことで、随分前から悩んでいた首全体の激痛や腕の痺れ、めまいであっても、しっかり根本から改善されるのです。

 

痛みの原因は患部だけにあるのではないため、骨格軸を立て直してご自身でセルフケアを行えば、あおむけでぐっすり眠れ、元気にしゃがんで軽作業や日常生活を快適に楽しめる健康な日常を取り戻すことができます

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