【院長の解説】なぜ、重い荷物での転倒から「腰痛・肩の炎症・顎関節症・1年中続く頭痛」が連鎖したのか?――【構造・機能の視点】骨盤の歪みと「L字固定」が招く全身の衝撃伝達と顎関節への歪みの波及

患者様プロフィール

A・N様(60代・女性)
職業:記載なし

来院理由

昨年の夏、自宅で15kgの重い荷物を持ち上げた際にバランスを崩して前方へ転倒しました。

 

その後、激しい腰痛(前屈時の仙骨痛、寝返り時の激痛)や肩の炎症(腕が上がらない拳上痛)を発症し、病院(整形外科)でレントゲンやCT検査を受けて「椎間板ヘルニア」と診断され、月に5回通院してリハビリを受けていました。

 

しかし一向に改善せず、さらに右の歯の痛みや顎関節症、手の痺れ、1年中続く頭痛まで併発して全身の痛みに悩まされ、根本解決を求めて当院へご来院されました。

どんな患者様の症例なのか?

自宅で15kgの重い荷物を持ち上げた際に前方へ激しく転倒し、それ以来続く腰痛(椎間板ヘルニア)や肩の炎症だけでなく、右の歯の痛み・顎関節症、手の痺れ、そして1年中続く頭痛に苦しまれていた60代女性の症例です。

 

痛む患部である腰や肩、顎だけを凝視してリハビリに通う一般的な治療とは異なり、重力下での全身の骨格バランスを徹底して検査しました

 

整形外科に通い続けても改善しなかった全身の激痛やしびれからもしっかりと解放され、顎の痛みや頭痛も消え去り、安心して日常生活を送れるまでに回復されています。

症状名と詳細

症状名:顎関節症(右歯痛・顎の痛み)、腰椎椎間板ヘルニア(仙骨痛・寝返り痛)、両肩関節炎(肩こり・拳上痛)、緊張型頭痛(年中無休の頭痛)、手の痺れ

詳細:15kgの荷物を抱えての転倒衝撃による全身骨格の激しい不均衡。前屈時のお尻(仙骨)の激痛、寝返りでの激痛、腕を上げる(拳上)際の激しい肩の痛みに加え、顎の歪みによる右歯の痛み、手先の痺れ、1年中休まることのない頭痛

患者さんの初来院時の主訴

「転倒してから腰も肩も激しく痛んで、整形外科でリハビリをしても全然良くならない

最近は右の歯や顎まで痛くなって、手も痺れるし、1年中頭痛がしていて本当に辛い

痛むところばかり治療してもダメなので、体の歪みを根本から整えて、痛みのない普通の生活に戻りたい」

施術内容と経過

施術内容

痛む患部である腰や肩、顎だけを凝視する病院の治療とは異なり、まずは日常生活の中で常に重力を受けている立ち姿から、全身の骨格バランスを徹底して検査しました。

 

施術においては、ベッドの上で単にマッサージを行う受動的な手法を捨て、当院の無痛整体を開始して筋肉や神経のエラー信号を優しく解除しました。

 

それと同時に、患者様ご自身に関節の歪みを自宅で矯正・修正していただく自己矯正体操(運動指導)を一組のセットとして組み合わせて実施しました。

良くなっていくまでの過程

初診時の重力バランス検査により、転倒後の腰痛や肩の炎症、さらには顎関節症や1年中続く頭痛を引き起こしている本当の原因が、患部そのものではなく「転倒の衝撃による骨盤の著しい歪みと、腰の深部・股関節を支える筋力の低下(土台の完全な崩壊)」にあることを特定しました。

 

全身の連動性と歪みのメカニズムをご説明し、当院の無痛整体による骨格調整と、自宅で毎日取り組んでいただく自己矯正体操(運動指導)を二種類組み合わせて施術を開始しました

 

指導した体操を根気強く実践していただいた結果、寝返りや前屈時の仙骨痛、肩の拳上痛が速やかに和らぎ、手の痺れや1年中続いていた頭痛も劇的に軽減していきました。

 

約15週間後には骨盤・股関節や腰の深部の筋力が正常値へと完全復活を遂げました。

 

土台が整ったことで首や顎関節への歪みの波及が消滅し、当院の無痛整体と自己矯正体操(運動指導)の効果により、あんなに苦しかった顎関節症やヘルニアの激痛からもしっかりと解放され、完治の状態となって晴れやかな日常を取り戻されました。

【回復過程を示す重力バランス・力学データ表】

検査項目(正常値:100%) 初診時点 3週間後 9週間後 15週間後
腰(深部)の筋力:左 / 右 10% / 15% 35% / 35% 65% / 65% 100% / 100%
骨盤〜股関節筋力:左 / 右 15% / 10% 40% / 40% 65% /65% 100% / 100%
立位でおじぎ検査 10% 40% 70% 100%
歩行バランス検査 15% 40% 65% 95%
症状の回復総合値 0% 30% 70% 100%(完治)

院長の解説

【院長の解説】なぜ、重い荷物での転倒から「腰痛・肩の炎症・顎関節症・1年中続く頭痛」が連鎖したのか?――【構造・機能の視点】骨盤の歪みと「L字固定」が招く全身の衝撃伝達と顎関節への歪みの波及

整形外科で腰や肩のリハビリを受けても全身の痛みが治らず、顎関節症や頭痛まで悪化した最大の理由は、痛みの原因が「腰や肩という局所的な炎症」ではなく、「転倒衝撃による骨盤(土台)の崩れと全身の過緊張」にあったためです

 

A・N様は、15kgの荷物を抱えて前方へ転倒した際、強烈な衝撃が骨盤と股関節にダイレクトに加わり、身体の土台を支える深部筋力が著しく低下してしまいました。

 

大黒柱である土台が崩れると、身体は重力に対して倒れないよう、背中、首、肩、さらには顎周りの筋肉までをコンクリートのように固めて(L字固定)無理やり身体を突っ張らせて支えようとします。

 

この「L字固定」による強烈な過緊張が、腰椎を圧迫して仙骨痛やヘルニアを生み出し、肩関節の可動域を奪って激しい炎症(拳上痛)を引き起こしていました。

 

さらに、身体の軸が傾いたまま無理にバランスを取ろうとすることで、歪みのしわ寄せが最上部にある「顎関節」や「頭蓋骨」にまで波及し、右の歯の痛みや顎関節症、そして脳への血流・神経圧迫による「1年中続く頑固な頭痛」や「手の痺れ」を次々と連鎖させていたのです。

 

痛む患部である手首や足、そして腰や肩、顎だけを凝視する病院の治療とは異なり、当院では重力下での全身の骨格バランスを徹底して検査しました。

 

当院の無痛整体を開始して硬直した筋肉を優しく解放すると同時に、ご自宅で関節の歪みを自分で矯正・修正していただく自己矯正体操(運動指導)を一組のセットとして根気強く実践していただきました。

 

身体の土台が自力で重力を正しくコントロールできるようになると、全身の「L字固定」が自然と解除され、首や肩、顎関節への過剰な力みが完全に消え去ります

 

当院の無痛整体と自己矯正体操(運動指導)を続けたことで、転倒以来どこへ行っても治らなかった腰痛、肩の炎症、顎関節症、頭痛が根本から一気に解消されたのです

 

痛みの原因は患部だけにあるのではないため、骨格軸を立て直せば、あちこちに連鎖していた不調から解放され、毎日を笑顔で安心して過ごせる健康な身体を取り戻すことができます

小山整骨院