【院長の解説】なぜ、指の病気である「ばね指」が、腰や骨盤の体操で劇的に治るのか?――【構造・機能の視点】骨盤の歪みと「L字固定」が招く、末梢(手指)への連鎖的な過剰負荷と神経圧迫

患者様プロフィール

A・S様(60代・男性)
職業:営業(デスクワーク・パソコン仕事・事務作業)

来院理由

3年前から朝起きると両手中指・薬指に激痛と強烈な引っかかり(ばね指)が生じるようになり、日常生活やパソコン作業に支障をきたしていました。

 

8年前から続く腰痛や右腕の痺れもあり、病院(整形外科)でMRI検査を受けたところ「腰部脊柱管狭窄症」「腰椎ヘルニア」と診断され、痛み止めを処方されるのみでした

 

「体のゆがみが根本原因ではないか」と考え、薬で誤魔化すのではなく根本解決を目指して当院へご来院されました。

どんな患者様の症例なのか?

3年前から朝起きた時の両手中指・薬指の激しい痛みや引っかかり(ばね指)に悩み、8年前からの腰痛・右腕の痺れ、整形外科で「ヘルニア・脊柱管狭窄症」と診断されていた60代男性の症例です

 

痛む手指だけを凝視して湿布や痛み止めで済ませる一般的な治療とは異なり、重力下での全身の骨格バランスを徹底して検査しました

 

あちこちで手放せなかった痛み止めを卒業し、毎朝苦しかった指の激痛や腕の痺れからもしっかり解放され、仕事も日常もストレスなく過ごせるまでに回復されています。

症状名と詳細

症状名:ばね指(弾発指・両手中指・両手薬指)、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、右腕の痺れ
詳細:毎朝起床時に走る両手中指・薬指の強い痛みに加え、指が開かなくなる引っかかり感(弾発現象)。右腕全体に走る鋭い痺れ、および長年続く腰痛

患者さんの初来院時の主訴

「朝起きるたびに両手の中指と薬指が痛くて固まってしまい、仕事のパソコン入力も辛い

病院ではヘルニアや脊柱管狭窄症と言われて薬を出されるだけ。このまま指が動かなくなったらどうしようという不安がある

ゆがんだ体を根本から整えて、痛み止めに頼らずに指も腰もスッキリ治したい」

施術内容と経過

施術内容

痛む手指や腰だけを凝視する病院の治療とは異なり、まずは日常生活や営業・デスクワーク中に常に重力を受けている立ち姿や姿勢の歪みから、全身の骨格バランスを徹底して検査しました。

 

施術においては、ベッドの上で単にマッサージを行う受動的な手法を捨て、当院の無痛整体を開始して筋肉や神経のエラー信号を優しく解除しました。

 

それと同時に、患者様ご自身に関節の歪みを自宅で矯正・修正していただく自己矯正体操(運動指導)を一組のセットとして組み合わせて実施しました。

良くなっていくまでの過程

初診時の重力バランス検査により、手指のばね指や右腕の痺れ、長年の腰痛を引き起こしている本当の原因が、指先や腰そのものではなく「身体の土台である骨盤・腰の深部筋力の低下と、それによる全身の重力負荷の集中(L字固定)」にあることを特定しました。

 

体の仕組みをご説明して納得していただいた状態から、当院の無痛整体による骨格調整と、自宅で毎日取り組んでいただく自己矯正体操(運動指導)を二種類組み合わせて治療を開始しました

 

指導した体操を愚直に続けていただいた結果、毎朝の指の固まりや痛みが徐々に和らぎ、右腕の痺れも軽減していきました。

 

約15週間後には骨盤・股関節や腰の深部の筋力が正常値へと完全復活を遂げました。

 

土台が整ったことで首・肩から手先にかけての過剰な重力負荷や筋緊張が消滅し、当院の無痛整体と自己矯正体操(運動指導)の効果により、あんなに辛かった両手のばね指や腕の痺れ、長年の腰痛からもしっかりと解放され、完治の状態となって快適な仕事・生活を取り戻されました。

【回復過程を示す重力バランス・力学データ表】

検査項目(正常値:100%) 初診時点 3週間後 9週間後 15週間後
腰(深部)の筋力:左 / 右 10% / 15% 40% / 40% 65% / 65% 100% / 100%
骨盤〜股関節筋力:左 / 右 15% / 10% 40% / 35% 65% /70% 100% / 100%
立位でおじぎ検査 15% 40% 70% 100%
歩行バランス検査 10% 40% 65% 95%
症状の回復総合値 0% 30% 70% 100%(完治)

院長の解説

【院長の解説】なぜ、指の病気である「ばね指」が、腰や骨盤の体操で劇的に治るのか?――【構造・機能の視点】骨盤の歪みと「L字固定」が招く、末梢(手指)への連鎖的な過剰負荷と神経圧迫

病院で湿布や痛み止めを出されたり、手ゆびだけに電気をあてたりしても「ばね指」や「腕の痺れ」が治らなかった最大の理由は、痛みの原因が「指の腱鞘の局所的な問題」ではなく、「身体の土台である骨盤・腰の崩れ」にあったためです。

 

A・S様は、長年のデスクワークやパソコン仕事での不良姿勢により、身体の土台を支える腰の深部や骨盤の保持力が初診時に著しく低下していました。

 

大黒柱である土台が崩れると、身体は重力に対して倒れないよう、背中、首、肩、さらには腕や手先の筋肉までをコンクリートのように固めて(L字固定)無理やり身体を支え続けようとします。

 

この全身の過緊張と骨格のねじれが、首から腕へ走る神経を圧迫して「右腕の痺れ」を引き起こし、さらに腕から手指へ繋がる屈筋腱(腱鞘)へ逃げ場のない過剰な摩擦と牽引力を集中させて「起床時のばね指(激痛と引っかかり)」を生み出していたのです。

 

痛む患部である手首や足、そして指先や腰だけを凝視する病院の治療とは異なり、当院では重力下での全身の骨格バランスを徹底して検査しました。

 

当院の無痛整体を開始して硬直した筋肉を優しく解放すると同時に、ご自宅で関節の歪みを自分で矯正・修正していただく自己矯正体操(運動指導)を一組のセットとして根気強く実践していただきました。

 

身体の土台が自力で重力を正しくコントロールできるようになると、首肩から腕、手先への過剰な力みが完全に不要になります。

 

当院の無痛整体と自己矯正体操(運動指導)を続けたことで、手術を考えるほどの頑固なばね指や腕の痺れからもしっかりと解放されるのです。

 

痛みの原因は患部だけにあるのではないため、骨格軸を立て直せば、手指も腰も快適に動き、毎日を元気に安心して過ごせる健康な身体を取り戻すことができます。

小山整骨院