【院長の解説】なぜ、整形外科や整骨院で薬や湿布をもらっても「すべり症(L4/L5のズレ)・24時間の激痛・夜間痛」が治らなかったのか?――【構造・機能の視点】骨盤の歪みと「L字固定」が招く、腰椎前方すべりへの持続的重力圧迫と全下肢への神経絞扼

患者様プロフィール

T・I様(70代・女性)
職業:無職(主婦)

来院理由

来院の2週間前から激しい腰痛と左下肢の激痛・重だるさが発症しました。

 

整形外科を受診してレントゲンやCT検査を受けたところ、「腰椎すべり症(第4腰椎と第5腰椎がズレている)」と診断され、湿布や痛み止め薬を処方されました。

 

しかし、整骨院や整形外科2件に通っても一向に改善せず、左の腰から足首にかけて24時間激痛が続き、痛み止めを飲んでも夜中に激痛で目が覚めて寝返りも打てない状態に悪化。

 

身体に力が入らずだらしくなり、上り坂を歩く際はご主人にすがりつかなければ歩けないほど衰弱していました。

 

「また大好きな体操ができるようになりたい」と願い、息子さんが探してくれた当院のホームページを頼りに、根本的な回復を求めてご来院されました

どんな患者様の症例なのか?

長年の草刈りや草取り作業の負担が蓄積し、第4・第5腰椎のすべり症を発症。左腰から足首までの24時間持続する激痛、夜間痛による重度不眠、寝返り不能、ご主人にすがらなければ歩けないほどの筋力低下に苦しんでいた70代女性の症例です

 

整形外科や整骨院を何件巡って薬や湿布を使っても激痛は消えず、途方に暮れていました。

 

痛む腰や足だけにアプローチする表面的な対症療法とは異なり、重力下での全身の骨格バランス(骨盤の歪みと深部筋力、身体の支持力)を徹底して検査しました

 

当院の無痛整体とお教えした体操(自己矯正体操)を素直に継続された結果、初診時の耐え難い激痛から解放され、夜もぐっすり眠れるようになり、自力で元気に歩いて再び体操を楽しめる健康な日常を取り戻されています

症状名と詳細

症状名:腰椎変性すべり症(L4/L5変位)、坐骨神経痛(左腰〜足首の放散痛・全下肢倦怠感)、夜間痛(睡眠障害・寝返り不能)、重度歩行障害(上り坂歩行困難)、姿勢異常(骨盤歪み・深部筋力脱力)

詳細:第4・第5腰椎のズレに伴う、左腰部から臀部、大腿、下腿、足首にかけての24時間持続する鋭い激痛と重度の脱力感。夜間就寝時に仰向けになれず、寝返りも打てず、痛み止めを服用しても激痛で目が覚める重度の夜間痛。骨盤の著しい歪みによる支持力喪失(上り坂歩行時に介助を要する状態)

患者さんの初来院時の主訴

「病院で腰の骨(4番5番)がズレているすべり症と言われ、左の腰から足首まで24時間激痛が続いて薬も湿布も全然効かない

夜は痛くて仰向けになれず寝返りも打てず、坂道も夫にすがらないと歩けないほど体に力が入らない

先生が『治してあげる』と言ってくれた言葉を信じて、体の歪みを根本から治し、夜ぐっすり眠れてまた体操ができる体になりたい」

施術内容と経過

施術内容

痛む腰や足だけに湿布を貼ったり痛み止めを出す病院の治療とは異なり、まずは日常生活や歩行動作中に常に重力を受けている立ち姿や姿勢の歪みから、全身の骨格バランス(骨盤の崩れ・深部支持力)を徹底して検査しました

 

施術においては、ベッドの上で単にマッサージを行う受動的な手法を捨て、当院の無痛整体を開始して筋肉や神経のエラー信号を優しく解除しました。

 

それと同時に、患者様ご自身に関節の歪みを自宅で矯正・修正していただくお教えした体操(自己矯正体操・運動指導)を一組のセットとして組み合わせて実施しました

良くなっていくまでの過程

初診時の重力バランス検査により、24時間の激痛やすべり症、重度の脱力感を引き起こしている本当の原因が、ズレた骨そのものだけでなく「長年の草取り等による骨盤の著しい歪みと、腰の深部や股関節を支える筋力の極度な低下(腰深部筋力左1%・右3%、骨盤筋力左3%・右10%という土台の完全な崩壊)」にあることを特定しました

 

骨盤と腰椎の力学的メカニズムをお伝えし、当院の無痛整体による骨格調整と、自宅で毎日無理なく取り組んでいただくお教えした体操(運動指導)を組み合わせて施術を開始しました。

 

お教えした体操をご自宅でコツコツ継続していただいた結果、夜仰向けで寝られるようになり、痛みで目を覚ますことなく朝までぐっすり眠れるようになっていきました。

 

通院と体操を重ねるごとに骨盤や腰の深部筋力が着実に回復し、上り坂も自力でしっかり踏ん張って歩けるようになりました。

 

土台が整ったことで第4・第5腰椎への過剰な重力負荷やすべり方向への剪断力が消滅し、当院の無痛整体とお教えした体操の効果により、24時間苦しんでいた左腰から足首への激痛からもしっかり解放され、完治の状態で元気に体操や日常を楽しめる生活を取り戻されました

【回復過程を示す重力バランス・力学データ表】

 

検査項目(正常値:100%) 初診時点 2回目 3回目 5回目
腰(深部)の筋力:左 / 右 1% / 3% 20% / 30% 30% / 30% 50% / 60%
骨盤〜股関節筋力:左 / 右 3% / 10% 20% / 40% 40% / 50% 50 / 50%
立位でおじぎ検査 10% 40% 70% 100%
歩行バランス検査 15% 40% 65% 95%
症状の回復総合値 0% 30% 70% 85%

院長の解説

【院長の解説】なぜ、整形外科や整骨院で薬や湿布をもらっても「すべり症(L4/L5のズレ)・24時間の激痛・夜間痛」が治らなかったのか?――【構造・機能の視点】骨盤の歪みと「L字固定」が招く、腰椎前方すべりへの持続的重力圧迫と全下肢への神経絞扼

病院でCTやレントゲンを撮って「すべり症(4番5番のズレ)」と診断され、痛み止め薬や湿布を使っても24時間の激痛が治まらなかった最大の理由は、原因が「骨のズレそのもの」だけでなく、「骨盤(土台)の崩壊によって身体を支える筋力が失われ、重力がズレた腰椎へ集中し続けていたこと」にあったためです。

 

T・I様は、長年の草刈りや草取りによる前かがみ姿勢の繰り返しにより、身体の土台を支える腰の深部筋力(左1%・右3%)や骨盤の保持力(左3%・右10%)が初診時にほぼゼロに近い状態まで著しく低下していました。

 

大黒柱である土台(骨盤)が支えを失うと、身体は重力に対して倒れないよう、腰、お尻、背中の表面の筋肉をコンクリートのように固めて(L字固定)無理やり骨格を突っ張らせて支えようとします

 

この「L字固定」が起きると、前方にすべり出そうとしている第4・第5腰椎に対して常に強烈な押し潰し圧力が加わり、腰椎から足首へと伸びる神経束を24時間体制で強く締め付け続けるため、左腰から足首までの激痛や全下肢のだるさを引き起こしていたのです

 

さらに、夜間就寝時に仰向けになると、固まった腰の筋肉が腰椎を強く反らせて神経を圧迫するため、寝返りすら打てず薬を飲んでも激痛で目が覚めてしまう「夜間痛」を生み出していました。また、深部筋力が失われていたため、上り坂で自力で身体を支えられずご主人にすがる状態になっていました

 

土台が崩れて神経が物理的に圧迫されたまま薬を飲んだり湿布を貼ったりしても、重力による物理的な過荷重構造は消えないため、根本的に治ることはありませんでした。

 

痛む患部である手首や足、ポイントとなる腰や足首だけを凝視する一般的な治療とは異なり、当院では重力下での全身の骨格バランスを徹底して検査しました。

 

当院の無痛整体を開始して硬直した筋肉を優しく解放すると同時に、ご自宅で関節の歪みを自分で矯正・修正していただくお教えした体操(運動指導)を一組のセットとして根気強く実践していただきました。

 

身体の土台が自力で重力を正しくコントロールできるようになると、全身の「L字固定」が完全に解除され、第4・第5腰椎やすべり部位への過剰な重力圧迫が綺麗に消え去ります。

 

当院の無痛整体とお教えした体操を続けたことで、病院で治らなかったすべり症や24時間の激痛であっても、夜ぐっすり眠れて自力でしっかり歩ける状態へと根本から改善されるのです。

 

痛みの原因は患部や骨のズレだけにあるのではないため、骨格軸を立て直して自力でケアを続けていけば、薬に頼ることなく、大好きな体操やお散歩を笑顔で楽しめる健康な日常を取り戻すことができます

脊椎すべり症・腰椎すべり症について詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

小山整骨院