【院長の解説】なぜ、30年だましだまし使ってきた身体で、病院の湿布や注射も効かなかった「膝裏の水たまり・膝屈伸不能・寝返り痛」が根本改善したのか?――【構造・機能の視点】骨盤の歪みと「L字固定」が招く、膝関節内圧の上昇(水腫)と全身の代償性筋強直

患者様プロフィール

T・O様(60代・女性)
職業:主婦

来院理由

若い頃から30年近く慢性的な腰痛や坐骨神経痛に悩まされ、ご自身の身体をだましだまし使って生活されていました

 

来院の3ヶ月前、山道を少し歩いたことをきっかけに左腰の張りや股関節痛、さらには布団の重みだけで激痛が走り寝返りすら打てない左肩の痛みが発症

 

さらに急激に膝裏へ水が溜まって(膝関節水腫)両膝の曲げ伸ばしが完全にできなくなり、しゃがむ・正座する・踵を突いて歩く動作すら激痛で行えない重度な状態へ悪化しました

 

整形外科を受診してレントゲン検査を受け、湿布やブロック注射等の処置を受けましたが一向に良くならず、「このまま年老いていくのは辛い」と半ば諦めかけていたところ、知人の紹介を受けて当院へご来院されました。

どんな患者様の症例なのか?

30年前からの腰痛・坐骨神経痛を放置し、山道歩行を機に股関節痛、寝返り不能な肩痛、膝裏の水たまり(膝関節水腫)、膝屈伸不能・正座しゃがみ障害を発症した60代女性(主婦)の症例です。

 

病院での湿布やブロック注射による対症療法では一向に改善が見られませんでした。

 

当院では痛む膝や腰だけを凝視する表面的な治療を捨て、重力下での全身の骨格バランス(骨盤の歪みと深部筋力の脱力)を徹底して検査しました。

 

当院の無痛整体とお教えした体操(自己矯正体操)を素直に意識して継続実践された結果、膝裏の水たまりが消失し、腰痛や股関節痛、寝返り時の激痛も完全に解消 。現在は月1回の定期メンテナンスを行いながら、痛みのない人生を快適に歩まれています

症状名と詳細

症状名:変形性膝関節症(膝関節水腫・膝裏水溜まり)、膝関節可動域制限(屈伸不能・しゃがみ・正座障害)、慢性腰痛症、坐骨神経痛、股関節性疼痛、肩関節周囲炎(寝返り痛・夜間痛)、姿勢異常(骨盤歪み・深部筋力崩壊)

詳細:来院3ヶ月前からの山道歩行を契機とした膝裏の急速な水腫(水溜まり)と両膝の可動域制限 。布団の重みで寝返りが打てない左肩痛および左腰の張り 。しゃがみ込み、正座、踵の接地時における急撃な激痛 。30年前から持続する慢性腰痛・坐骨神経痛および股関節の不快痛

患者さんの初来院時の主訴

「30年前から腰痛や坐骨神経痛があって騙し騙し暮らしてきたけれど、山道を歩いてから膝裏に急に水が溜まって曲げ伸ばしもできず、しゃがめも正座もできない

布団の重みで肩が痛くて寝返りも打てず、病院の湿布や注射も効かない

このまま年老いていくのは絶対に嫌なので、身体の歪みと筋力を根本から立て直して、痛みのない人生を送りたい」

施術内容と経過

施術内容

痛む膝や腰だけに湿布を貼ったりブロック注射を打つ病院の治療とは異なり、まずは日常生活の中で常に重力を受けている立ち姿や姿勢の歪みから、全身の骨格バランス(骨盤の歪み・軸のブレ)を徹底して検査しました。

 

施術においては、ベッドの上で単にマッサージを行う受動的な手法を捨て、当院の無痛整体を開始して筋肉や神経のエラー信号を優しく解除しました。

 

それと同時に、患者様ご自身に関節の歪みを自宅で矯正・修正していただくお教えした体操(自己矯正体操・良い骨格バランスを意識する生活指導)を一組のセットとして組み合わせて実施しました

良くなっていくまでの過程

初診時の重力バランス検査により、膝裏の水たまりや曲げ伸ばし不能、全身の激痛を引き起こしている本当の原因が、膝や腰そのものだけでなく「30年間の負担の蓄積による骨盤の著しい歪みと、腰の深部や股関節を支える筋力の極度な低下(最低判定・土台の完全な崩壊)」にあることを特定しました。

 

良い骨格バランスを保つ大切さをお伝えし、当院の無痛整体による骨格調整と、自宅で毎日意識して取り組んでいただくお教えした体操(運動指導)を組み合わせて施術を開始しました

 

意識して体操を継続していただいた結果、膝裏の水たまりや股関節の痛み、寝返り時の激痛が段階的に解消していきました。

 

約15週間後には骨盤・股関節や腰の深部の筋力が100%近くまで完全復活を遂げました

 

土台が整い膝関節や腰椎への異常な過荷重が消滅したことで、当院の無痛整体とお教えした体操の効果により、膝裏の水たまりや腰痛・股関節痛がほとんどなくなり、完治の状態で現在は月1回の定期メンテナンスを受けながら痛みのない人生を快適に送られています。

【回復過程を示す重力バランス・力学データ表】

 

検査項目(正常値:100%) 初診時点 約3週間後 約9週間後 約15週間後
腰(深部)の筋力:左 / 右 10% / 15% 35% / 40% 65% / 65% 100% / 100%
骨盤〜股関節筋力:左 / 右 15% / 10% 40% / 35% 65% / 65% 100% / 100%
立位でおじぎ検査 10% 40% 70% 100%
歩行バランス検査 15% 40% 65% 95%
症状の回復総合値 0% 30% 70% 100%(完治)

 

院長の解説

【院長の解説】なぜ、30年だましだまし使ってきた身体で、病院の湿布や注射も効かなかった「膝裏の水たまり・膝屈伸不能・寝返り痛」が根本改善したのか?――【構造・機能の視点】骨盤の歪みと「L字固定」が招く、膝関節内圧の上昇(水腫)と全身の代償性筋強直

病院でレントゲンを撮って湿布を貼り、ブロック注射を打っても膝裏の水たまりや曲げ伸ばし不能、寝返り時の激痛が改善しなかった最大の理由は、原因が「膝そのものの炎症」だけでなく、「30年間に及ぶ骨盤(土台)の歪みによって全身の重力分散機能が崩壊し、膝関節へ逃げ場のない破壊的圧縮力が加わり続けていたこと」にあったためです。

 

T・O様は、若い頃からの腰痛や坐骨神経痛を庇いながら30年間生活してきたことや、山道での過荷重負荷により、身体の土台を支える腰の深部や骨盤・股関節の保持力が初診時に最低レベルまで低下していました。

 

大黒柱である土台(骨盤)が大きく傾くと、身体は重力に対して倒れないよう、腰、背中、肩、太もも、膝周りの筋肉をコンクリートのように固めて(L字固定)無理やり突っ張らせて上半身を支えようとします。

 

この「L字固定」が常態化した状態で歩行や立ち座りを行うと、膝関節に不自然な強力な押し潰し圧力が加わり続けます。

 

膝関節はダイレクトに伝わる破壊的摩擦熱から関節滑膜を守ろうとして緊急避難的に関節液を過剰分泌させるため、「膝裏に水が溜まる(膝関節水腫)」という症状を引き起こしていたのです 。また、関節内圧が限界まで高まることで曲げ伸ばしや正座、しゃがみ込みが不可能になっていました

 

さらに、全身の「L字固定」は左腰や左肩の筋肉まで硬直させるため、布団の重み程度で激痛が走る「寝返り不能障害」まで全身へ連鎖させていました。

 

土台が崩れて膝関節に高圧力が加わり続けている状態のまま、膝の水を抜いたり湿布を貼ったりブロック注射を打っても、日常の重力による物理的な圧縮力は消えないため、すぐにまた水が溜まり激痛がぶり返すのは力学的に当然のことでした。

 

痛む患部である手首や足、ポイントとなる膝や腰だけを凝視する一般的な治療とは異なり、当院では重力下での全身の骨格バランスを徹底して検査しました。

 

当院の無痛整体を開始して硬直した筋肉を優しく解放すると同時に、ご自宅で関節の歪みを自分で矯正・修正していただくお教えした体操(運動指導)を、患者様ご自身が「良い骨格バランスを保つ意識」を持って根気強く実践していただきました。

 

身体の土台が自力で重力を正しくコントロールできるようになると、全身の「L字固定」が完全に解除され、膝関節への持続的な高圧力が綺麗に消え去ります。

 

その結果、滑膜の異常炎症が収まって膝裏の水たまりが自然と吸収・消失し、30年間抱えていた腰痛や股関節痛、寝返り時の激痛までもが根本から完治されたのです。

 

痛みの原因は患部や年齢だけにあるのではないため、骨格軸を立て直して意識的なセルフケアを続けていけば、「このまま年老いていくのか」という不安を吹き飛ばし、痛みのない最高の人生を取り戻すことができます。

膝痛・変形性膝関節症について詳しくはこちら

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