【院長の解説】なぜ、90代のご高齢で注射でも治らなかった「すべり症・起き上がれないほどの激痛・下肢の痺れ」が、自力で階段やゴミ捨てに行けるまで劇的に改善したのか?――【構造・機能の視点】何十年と続いた「L字固定」と骨盤崩れが招く、腰椎前方すべりへの過剰な重力圧迫と下肢連鎖

患者様プロフィール

T・S様(90代・女性)
職業:無職(主婦)

来院理由

来院の2週間くらい前から起き上がれないほどの激痛と下肢の痺れに襲われ、ベッドで横になるだけでも腰や足に強い痛みが走るようになりました。

 

整形外科を受診したところ「背骨の間隔が狭くなっている」と告げられ、「脊柱管狭窄症」「坐骨神経痛」「すべり症」と診断されました。

 

病院で注射による治療を受け通院していましたが一向に改善せず、痛みで自力ではほとんど動けない状態にまで悪化

 

痛みがひどい時はご本人だけでなく見守るご家族も本当につらい思いを抱える中、「母に良くなってほしい」と願うご家族の支えのもと、根本的な解決を求めて当院へご来院されました。

どんな患者様の症例なのか?

90代というご高齢でありながら、2週間前からのすべり症・脊柱管狭窄症・坐骨神経痛により起き上がれないほどの激痛、下肢の痺れ、横臥位痛に苦しみ、病院の注射や薬でも改善せずほとんど動けなくなっていた女性の症例です。

 

何十年もの間、固まっている筋肉を軸にして身体を動かしていたため、知らず知らずのうちに骨格の歪みが悪化していました

 

痛む腰だけに注射を打つ表面的な対症療法とは異なり、重力下での全身の骨格バランス(骨盤の歪みと深部筋力、丸くなった背骨)を徹底して検査しました。

 

当院の無痛整体と、回復段階に合わせてお教えした体操(自己矯正体操・わずかな動作からのリハビリ)をご家族の協力のもと7ヶ月間継続実践された結果、普通に立ち上がって階段の昇り降りやゴミ捨てに自力で行けるようになり、丸くなっていた背中も伸びて膝痛も消失。ご本人にもご家族にも明るい笑顔が戻るまでに劇的な回復を遂げられています

症状名と詳細

症状名:腰椎変性すべり症、腰部脊柱管狭窄症(椎間狭小化)、坐骨神経痛(下肢神経痺れ)、起床時・動作時重度腰痛症(起き上がり不能・横臥位痛)、変形性膝関節症(膝痛既往)、円背・姿勢異常(骨盤歪み・深部筋力脱力)

詳細:2週間前から生じた起き上がることができないほどの腰部激痛および下肢全体の痺れ。ベッドで横になるだけでも腰に激痛が走る安静時痛・就寝障害。何十年にも及ぶ不良姿勢・円背に伴う骨盤と背骨の著しい歪み、深部支持力の喪失(初診時筋力左右5〜20%)。股関節機能不全に伴う二次的な膝関節痛

患者さんの初来院時の主訴

「ベッドに横になるだけで腰が痛くて足も痺れ、起き上がることすらできない激痛でほとんど動けない

病院で背骨の間隔が狭いと言われて注射を打っても全然良くならず、家族にも迷惑をかけて辛い

何十年と固まった体の歪みを根本から整えて、痛みを無くし、また自分で立ち上がって階段を歩けるようになりたい」

施術内容と経過

施術内容

痛む腰だけに注射を打ったり薬を出す病院の治療とは異なり、まずは日常生活の中で常に重力を受けている立ち姿や姿勢の歪みから、全身の骨格バランス(骨盤の崩れ・深部支持力)を徹底して検査しました

 

施術においては、ベッドの上で単にマッサージを行う受動的な手法を捨て、当院の無痛整体を開始して筋肉や神経のエラー信号を優しく解除しました。

 

それと同時に、患者様ご自身に関節の歪みを自宅で矯正・修正していただくお教えした体操(自己矯正体操・運動指導)を、改善の段階に合わせてアップデートしながら一組のセットとして組み合わせて実施しました

良くなっていくまでの過程

初診時の重力バランス検査により、起き上がれないほどの激痛やすべり症、下肢の痺れを引き起こしている本当の原因が、狭くなった背骨そのものだけでなく「何十年もの間に固まった筋肉を軸に動いてきたことによる骨盤・背骨の著しい歪みと、腰の深部や股関節を支える筋力の極度な低下(左右共に5〜20%という土台の完全な崩壊)」にあることを特定しました

 

「固まっている筋肉を軸に動くからさらに悪化する」「直すのはご自身の正しい骨格作りである」という治療理念をお伝えし、当院の無痛整体による骨格調整と、自宅で毎日無理なく取り組めるわずかな動作からのお教えした体操(運動指導)を組み合わせて施術を開始しました。

 

最初はほとんど動けない状態でしたが、良くなると信じてお教えした体操をご自宅でコツコツ継続していただいた結果、段々と痛みが和らいでいきました。

 

通院を重ねるにつれて運動方法も進化させ、4回目の検査時には骨盤・股関節や腰の深部の筋力が70〜100%へと大幅に回復しました

 

土台が整い丸くなっていた背中が伸びたことで腰椎や坐骨神経、膝関節への異常な重力負荷が消滅し、当院の無痛整体とお教えした体操の効果により、通院7ヶ月目には普通に立ち上がって階段の昇り降りができ、自分でゴミ捨てに行ける完治の状態へ回復。股関節周りが整ったことで膝の痛みも言わなくなり、ご本人にもご家族にも最高の笑顔が戻りました

【回復過程を示す重力バランス・力学データ表】

 

検査項目(正常値:100%) 初診時点 約3週間後 約9週間後 約15週間後
腰(深部)の筋力:左 / 右 5~20% / 5~10% 100% / 60% 100% / 60% 100% / 70%
骨盤〜股関節筋力:左 / 右 5~10% / 5~20% 50% / 50% 60% / 70% 70% / 80%
立位でおじぎ検査 10% 40% 70% 100%
歩行バランス検査 15% 40% 65% 95%
症状の回復総合値 0% 30% 70% 80%

※5回目の検査にて、腰深部筋力:左100%/右80%、骨盤股関節筋力:左80%/右90%まで着実に回復。

院長の解説

【院長の解説】なぜ、90代のご高齢で注射でも治らなかった「すべり症・起き上がれないほどの激痛・下肢の痺れ」が、自力で階段やゴミ捨てに行けるまで劇的に改善したのか?――【構造・機能の視点】何十年と続いた「L字固定」と骨盤崩れが招く、腰椎前方すべりへの過剰な重力圧迫と下肢連鎖

病院で「背骨の間隔が狭くなっている」と言われ、注射を打っても起き上がれないほどの激痛や下肢の痺れが治らなかった最大の理由は、原因が「骨の変形そのもの」だけでなく、「何十年もの間、固まった筋肉を軸にして動き続けたことによる骨盤(土台)の崩壊と重力分散エラー」にあったためです。

 

T・S様は、長年の生活習慣や姿勢の癖により、身体の土台を支える腰の深部筋力や骨盤の保持力が初診時に著しく低下(左右共に5〜20%)していました

 

大黒柱である土台(骨盤)が傾き、背中が丸くなった状態で何十年も生活していると、身体は重力に対して倒れないよう、腰やお尻、背中の表面の筋肉をコンクリートのように固めて(L字固定)無理やり骨格を突っ張らせて支えようとします

 

この「固まっている筋肉を軸にして動く状態」が何十年と続いた結果、すべり出そうとしている腰椎や狭くなった脊柱管に24時間体制で強烈な押し潰し圧力が加わり、ベッドに横になるだけでも神経を強く締め付けて起き上がれないほどの激痛や下肢の痺れを引き起こしていたのです。

 

さらに、骨盤や股関節周りが固まることで歩行時に膝関節へ過剰なねじれ負担が加わり、膝の痛みまで連鎖させていました。

 

土台が崩れて固まった筋肉を軸に動いている状態のまま、腰に注射を打っても、日常の重力による物理的な過荷重構造は消えないため、根本的に治ることはありませんでした。

 

痛む患部である手首や足、ポイントとなる腰や足先だけを凝視する一般的な治療とは異なり、当院では重力下での全身の骨格バランスを徹底して検査しました。

 

当院の無痛整体を開始して硬直した筋肉を優しく解放すると同時に、ご自宅で関節の歪みを自分で矯正・修正していただくお教えした体操(運動指導)を、わずかな動作から始めて改善に合わせてアップデートしながら一組のセットとして根気強く実践していただきました

 

身体の土台が自力で重力を正しくコントロールできるようになると、全身の「L字固定」が完全に解除され、丸くなっていた背中が自然と伸びて腰椎や坐骨神経、膝関節への異常な重力圧迫が綺麗に消え去ります

 

当院の無痛整体とお教えした体操を続けたことで、90代のご高齢であっても、注射で治らなかったすべり症や激痛から解放され、普通に立ち上がって階段を昇り降りし、自力でゴミ捨てに行けるまでの健康な身体を取り戻すことができるのです。

 

痛みの原因は年齢や患部だけにあるのではないため、骨格軸を立て直してご自身でセルフケアを続けていけば、何歳からでも身体は変わり、ご家族と共に笑顔あふれる明るい日常を取り戻すことができます

脊椎すべり症・腰椎すべり症について詳しくはこちら

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